旅館向けレベニューマネジメント支援ツール　Price　Analyzer

【解説】ツリー図の見方

上記はある媒体の2022年8月5時点での全国のホテル・旅館のデータを元に作成したツリー図となります。実際のデータを使って、ご説明いたします。

１つ１つの枠が宿泊日で、枠の面積が現在Web広告を出稿しているホテル・旅館数を表しています。また枠の中の色は宿泊価格を表しており、濃い青色ほど宿泊単価が高いことを表現しています。

左側の大きな赤枠に含まれる日程の枠の面積はほぼ同等の大きさですが、実際には19000から22000件弱のホテル・旅館が出稿しています。実態としては8月5日時点においては、需給がひっ迫していないことを表しています。またその中に３つの赤枠がありますが、これは土曜日のため、他に比べて宿泊単価が高くなっています。

右側ほど１つ１つの枠が小さくなり、右下（赤線の枠内）には当日である2022年8月5日のデータが配置されていますが、一般的には当日出稿を取りやめるホテルやすでに満床で受け付けていないホテルが存在するため、当日のデータが配置されることが多いです。また8月5日は平日であるため色も薄く宿泊単価が安くなっています。

この右下の当日を除いた周りの日程については、枠の面積が比較的小さくなるため需給がひっ迫している日程となります。お盆に近いため本データ上では翌週の日程が多く配置されていますが、レベニューマネジメントの実現に向けて宿泊単価を上げやすい日程が通常配置されます。

上記は2022年8月5時点での青森県全体でのホテル・旅館のデータを元に作成したツリー図となります。8月2日（火）から7日（日）にかけてねぶた祭の開催時期となるため、右下の赤枠は8月6日（土）となりますが、面積も非常に小さくなっており需給バランスが崩れていることを表しています。

また左側の枠についてみると、土曜日であっても全国ほどの色の濃淡がついていないため、平日と土曜日とでそれほど大きな価格差がみられません。そのため貴ホテルが当該の日程において比較的高めの設定をされている場合は、他ホテルに比べて価格面で競い負ける可能性がございます。